在宅ビジネスに立ちはだかる3つの壁

在宅中国貿易を含む、在宅ビジネスは理想のビジネススタイルですが、実行に移すことは難しいものです。IT技術者のように高度なスキルを持つ場合を除けば、Webデザインや広告業など資格よりも顧客数に依存するビジネスで成長するためには、技術以上に営業力が必要です。コンサルタント系も同様です。ここでは、一般的な傾向として「開業の壁」「売上の壁」「収益構造確立の壁」をキーワードに、在宅中国貿易などの在宅ビジネスに立ちはだかる3つの壁を具体的に紹介します。

開業の壁~設備も資金も必要になる

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在宅中国貿易などの在宅ビジネスは、自宅の一室で開業することが一般的です。しかし、簡単に開業できるわけではありません。「資格」「設備」「資金」は大きな問題です。
デザインや広告業など誰でも簡単に始められる在宅ビジネスもありますが、中小企業診断士などの「資格」が必要なケースも多くあります。パン屋であれば、職人としての資格は不要でも確かなスキルと「飲食店営業許可」など届出をして監督官庁の許可を得る必要があります。営業許可を得るために、自宅の台所との併用がないなど厳密な規定に沿った審査が行われます。
飲食関連の開業には、製造設備の問題は多く出てきます。お店であれば陳列棚のような什器や、入口のマットやテント設置など目に見えない出費がどんどん膨らむでしょう。
コンサルタント系ビジネスであれば机と電話とコピー機(コンビニ利用や複合プリンターだけでも可能)を用意するだけですが、クライアントに対する信頼性を高める上でもパソコンや来客用のコーナーを設けるはずです。マンションの1室であっても、生活感丸出しのオフィスは好ましくありません。
開業にあたっての資金と、当面の運転資金(最低3か月から6か月)は準備する必要があります。

売上の壁~利益を倍増することの難しさを知る

在宅中国貿易などの在宅ビジネスでもっとも問題が大きいのは、売上の壁です。
企業の営業活動は多くの人材が効率的に動き物流量や作業量を拡大することで、チームとして利益が膨らむようにシステムとして運営します。ところが、在宅ビジネスは基本的に1人のマンパワーと時間が収益に変わります。簡単に言えば、毎月10万円を稼ぐことはできるが、それを「3倍」「5倍」にすることが難しいということです。
開業当初の収益確保には3つの方法があります。「下請け受注」「のれん分け」「他の収益ビジネスと組み合わせる」方法です。
下請け受注は、開業前に勤めていた会社や同業の大手企業から受注する方法です。デザイン業などの多くはまず下請け受注で一定の売上を確保します。のれん分けとは、税理士として開業する前に他の税理士事務所で実務を行い、顧客を譲り受ける方法です。他の収益ビジネスとは、社会保険労務士として開業する一方で、本業の収入不足を補うために保険代理店などによって一定の収入が得られる仕組みを用意しておくことを言います。

収益構造確立の壁~営業利益を生む収益ビジネス

在宅中国貿易など在宅ビジネスの場合、時間換算すればだいたい月収10万円から15万円が基本的な収入です。何も手を打たなければ成長することはありません。
これを、「3倍」「5倍」にするために、新規顧客開拓による直取引を増やすか、労働時間に対する収益が膨らむビジネスモデルを合わせて構築する必要があります。物販であれば商品販売数を伸ばす、サービス業であれば営業利益を生む付加価値サービスを提供する方法が考えられます。
例えば「本業」と「収益ビジネス」の時間割合が「2:1」として、比率が「1」の収益ビジネスから「本業の3倍~5倍の利益」を生み出す、労務費ではなく「営業利益」が得られる仕組みの構築ができれば安定した収益の伸びが期待できます。
そのために比較的実践しやすい方法が、ネットショップの運営です。在宅ビジネスを考えるときに、物流、モノを動かすことで収益を上げる仕組みを作る手法は、「商売の基本」として、あるいはイザという時に「頼りになる」と考えておきたいものです。

まとめ

在宅ビジネスにも在宅中国貿易などいろいろあり、個人のスキルを活かしたビジネスで開業することが基本であることには違いありません。しかし、経営という観点に注目すると「作業による収入」に加えて「営業利益」が得られる仕組みづくりを考えるのは当然です。直接取引を増やす(新規顧客を安定的に増やす)ための計画が十分であるか、もう一度チェックしてみましょう。また、販売売上を3か月、半年、1年で少なくとも2倍から3倍にする計画がなければ、高いスキルを持っていても在宅ビジネスの開業計画を再検討する必要があります。

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